マジコンでポケモン大会に出場しようとした親子

imagesマジコン

任天堂の人気ゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズ。

最近は『ポケットモンスター ブラック』と

ポケットモンスター ホワイト』がニンテンドーDSで発売され、広い層に人気を博しています。

そんな『ポケットモンスター』の大会が、

定期的に開催されている『ポケモンワールドチャンピオンシップス』です。

自慢のポケモンチームを作り、

世界中の『ポケットモンスター』プレイヤーと戦いを繰り広げ、世界の頂点を目指すのであります。

そんな『ポケモンワールドチャンピオンシップス』日本大会で、

信じられない出来事が発生したという。

大会に出場しようとしたA君の『ポケットモンスター』がマジコンだったため、

大会事務局がA君の参加を拒否。
(マジコンとはゲームソフトをコピー(複製、バックアップ)したり、
またそのコピーやイメージファイルをゲーム機で起動させるための機械)

A君の母親は会場にいた友人B君の『ポケットモンスター』を借りて大会に出場しようとするも、

A君に『ポケットモンスター』を貸すとB君が大会に出られないため、

B君の父親は貸すのを拒否。

……が、話はそこで終わらなかった。

後日、A君の母がB君の父に

「訴えてほしくなければ、ポケモンのソフトと大会の参加賞、
そして賠償金をよこせ」と言ってきたのであります!

A君の母は「私の可哀想な息子が大会に参加出来なかった。

これはあなたと息子がソフトを貸してくれなかった事と、

大会の係員が融通をきかせなかったせいだ。

大会本部とあなたを訴える。訴えてほしくなければ、

ポケモンのソフトと大会の参加賞、そして賠償金をよこせ」と、B君の父に話したという。

それに対してB君の父は「まず、根本的にマジコンは違法。

そして、ポケモン大会は、任天堂がソフト販促のために開催しており、

正規ユーザーしか参加出来ない。

また、ソフト内には、俺の息子がプレイして育てたデータが入っており、

そのソフトが無いと私の息子が参加出来ない。

当然、あの場には、息子が参加するためにいた訳で、貸す訳が無い。

あなたが出来る事は、サッサと帰って、A君に正規のポケモンを買い与え、

次回の大会に参加する事だけだ。

さっきから貴方の言っている事を聞いていると、

脅迫にしか聞こえない。ここは無かった事にしてあげるから、サッサと帰れ」と返答。

するとA君の母親がさらに激昂したので、ラチがあかないと思い、

B君の父がA君の父に電話をして説得してもらう事に。

するとA君の父は「妻から内容は聞いている。そっちの言い訳は聞きたくない。だから、払うもん払え」

と言ってきたという。

あまりにも理不尽な状況のため、「警察呼ぶぞ」と言ったところ

「お前が悪いのに、警察呼ぶってプギャー」と逆ギレしてきたというからオドロキです。

最終的にB君の父は警察を呼び、脅迫で被害届出すという事になりA君の母は警察に連行されていったという。

しかし、話はここで終わりません。

なんと、A君の父はB君の父の取引先の社員だったのである。

A君の父は「うちが悪いのは間違い無いが、学校の事もあるし、

被害届は取り下げてもらえないか。示談で済ましたい」とB君の父に話してきたため、

お互いのために弁護士を入れて示談で進めることになったという。

その後、このまま示談で終わると思いきや、

A君の父側から「確かにうちが悪かったが、被害届は取り下げたのは、そっちの判断。

脅迫は被害届は出さなかったんだから、うちが払わなくても良い。

それより、か弱い妻に対して警察を呼んだ事が問題。女は守らなくてはいけない。

取引先の関係もあるし許してやるから損害賠償を払うのはA君の父の方」と伝えてきたのである。

その後、お互いを知る人物が仲裁に入り、A君の父が完敗状態に。

A君の父がB君の父と関係のない部署に異動してA君が転校し、

ようやく解決に至ったという。



・今回の騒動の流れ
事務局 「息子A君のソフトはマジコンだから大会に出られませんよ」

A君の母 「ウチの息子Aが大会に出たいからB君の『ポケットモンスター』貸してほしい」

B君の父 「貸すとウチの息子Bが大会に出られないから貸しません」

A君の母 「貸さなかったから大会に出られなかった。訴えられたくなかったらソフトと参加賞と賠償金よこせ」

A君の母が警察に連行される。脅迫で被害届出す事に

A君の父 「こちらが悪かった。示談にしたい」 B君の父「示談にしましょう」

A君の父 「こっちが悪いがむしろそっちが賠償金を払え」

仲介者が入って解決。A君は転校することに

ソース:ロケットニュース24