Amazon が「Kindle for Android」を正式リリース

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Amazonの「Kindle(キンドル)」はハードウェアとしての電子書籍リーダーだけではなく、

iPhoneWindowsなどでも動作する電子ブックリーダーソフトウェアもリリースしており、

ついにAndroid OS 1.6以上で動作する「Kindle for Android」のベータが取れ、正式リリースされました。

Amazonによると、現時点ではKindle上でニューヨークタイムズ・ベストセラーをはじめとする

電子書籍アメリカ向けには62万冊以上に達しているとのこと。

特にAmazonKindle陣営にとって追い風になるのはWhispersync技術。

これはAmazonKindleで購入した電子書籍だけでなく、

読んでいる途中に「ここまで読んだ」という意味でくっつけるしおりを保存し、

同期させるというもの。

これによってハードウェアとしてのKindleシリーズだけでなく、

iPhoneiPadWindowsMacBlackBerry

そしてAndroidが動作する携帯電話という感じで横断して

いつでも好きな場所で好きな時間に好きなデバイス経由で本が読めるようになった、

というわけです。


既にAndroid Marketから「Kindle for Android」は入手可能となっており、

Amazon KindleのディレクターであるDorothy Nicholls氏は

「私たちの顧客は、Kindleのライブラリをどこにでも持って行くことができる

というその便利さが好きで、読書するためにが多数のデバイスを横断して同期していると

私たちに伝えています。

これにKindle for Androidが加わり、

62万冊の本がAndroidが動く携帯電話でも読めるようになりました。バスに乗りながら、

タクシーを待ちながら、会議と会議の間の暇な時間、

いつでもまったく問題ありません」とコメントしています。

そもそも現時点の「Kindle for Android」でどれぐらいのことができるようになるかというと、

以下のようになっています。

・購入前に第1章を無料で読むことができる
・既に購入した書籍の記録はAmazonのサーバに保存されており、いつでもアクセスできる
iPhone/iPad/Windows/Mac/BlackBerry/Android、そしてKindleの間で一番最後に読んだページを同期できる
・目が疲れないように背景色、フォントの色、フォントサイズをカスタマイズできる
・次のページを読むために端の方をタッチするか、ページをめくるような動作をするかが選択可能
・読みやすくするためにスクリーンの明るさ調整

さらに近々アップデートされて書籍内の全文検索

Kindle for Android」から直接電子書籍を購入する機能も追加予定であるとしています。

ソースギガジン